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セイコー 5スポーツ 「ポーグ」と「ペプシ」の雰囲気を再現した、ファン投票によるカスタムモデル

人々が望むものを提供すべきなのだ。

我々が知っていること

昨年秋、セイコーは、エントリーモデルのセイコー5スポーツをベースに、5つのパーツ(ベゼル、ケース、文字盤、針、ストラップ/ブレスレット)をカスタマイズしてオリジナルウォッチをデザインするというオンラインコンテストを開催した。ファンは応募されたデザインから好きなものを選んで投票でき、まさにコミュニティのためのキャンペーンであった。

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このキャンペーンは、4万8000以上のオリジナルウォッチデザインに対して1600万票の投票がなされ、今年1月に正式に終了した。今週初めに発表された受賞作品は、投票総数の50%以上を獲得した。文字盤はサンバーストのイエロー/ゴールドで、赤と青のペプシベゼルは、カルト的人気を誇るセイコーのダイバーズウォッチを身につけたことがある人なら、誰でも知っているものだろう。私もSKX009を所有しているから、セイコーの古いダイバーズウォッチの魅力を知らないわけではない。2021本限定で、税込3万3000円の「セイコー5 スポーツ CUSTOM WATCH BEATMAKER 限定モデル」は、今年の8月から発売される。

 時計メーカーは顧客の声に耳を傾けないと、誰が言ったのだろう?


我々が思うこと

新世代のセイコー5スポーツシリーズは猛烈な勢いで拡大を続けているが、選択肢は多ければ多いほどいい。4万円を切る価格でさまざまなスタイルやデザインが楽しめることは、時計の世界への入り口を増やすことにつながる。機械式時計を初めて試してみたいという友人にこの時計をプレゼントすることが容易に想像できる。セイコーの名を冠したしっかりとした時計であるだけでなく、同社のヴィンテージモデルを彷彿とさせる魅力的なデザインは、新しいコレクターを引き寄せ、さらにコレクションの世界に入り込むきっかけとなるだろう。

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ヴィンテージモデルを彷彿とさせるものとして注目すべきは、ペプシベゼルだけではない。そのベゼルに加えて、ゴールドのダイヤルはセイコーのクラシックモデルである“ポーグ(Pogue)”クロノグラフを明確に思い起こさせる。このモデルは、型破りなゴールドダイヤルと赤と青の固定ベゼルを備えた愛すべき自動巻きクロノグラフで、1973年にウィリアム・ポーグ大佐の腕に装着されて宇宙に旅立ったことで有名だ。セイコーがポーグ・クロノグラフを復刻することを何年も待っている人をたくさん知っているが、すぐには実現しないだろう。今回の限定モデルは、3万3000円という価格を考えてもまったく悪くないチョイスだと思う。